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映画『三茶のポルターガイスト』ネタバレ・あらすじ・感想。

 実際に心霊現象が起きまくる映像を収めた映画『三茶のポルターガイスト』を観たのだ。

『三茶のポルターガイスト』
ハッキリと見える心霊現象。
心霊エンターテイメント。
監督:後藤 剛
出演:角由紀子横澤丈二やくみつる

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予告編

 

 

解説

 
東京・三軒茶屋にある某芸能プロダクションに潜入取材した様子をカメラに収めた心霊ドキュメント。

 
『真・事故物件』シリーズ等のオカルトメディアのサイゾーによるホラー映画製作プロジェクトの第4弾作品。

 

人気心霊ドキュメントシリーズ『怪談新耳袋殴り込み!』に新耳Gメンとして出演している後藤剛が監督を務める。

角由紀子、漫画家のやくみつる、いしだ壱成のほか、横澤丈二、海老野心、石川翔鈴らが出演。

2022年製作/82分/G/日本
配給:エクストリーム

 

あらすじ

 
東京・三軒茶屋の雑居ビルにある某芸能プロダクションがレッスンスタジオとして使用するフロアは、様々な心霊現象が起きる心霊スポットとして知られる。

そこへ潜入した取材チームは、振動しながら点滅する照明器具、あらぬ方向へ飛んでいく壁掛け時計、水が吹き出す鏡など、数々のポルターガイスト現象に遭遇。

更にカメラの前に人間の姿をした白い影が浮き上がり、あり得ない場所から白い手が伸びてくる。

 

感想

 
公開当初から、いや公開以前から三軒茶屋の某芸能プロダクションに起こる心霊現象の動画をYouTubeで観ていて、本作を観に劇場に足を運びたいと思っていた。

公開される地域が限定されていたために断念したが、ようやくAmazonプライムで配信のレンタルをすることが出来た。

この巻き起こる心霊現象を映画にしてしまおうという角由紀子さんの本気度と、作品として残しておきたい衝動に駆られる想いが否応なしに伝わってくる。

トリックだと言うには野暮であるぐらいの、想像を遥かに超えたポルターガイストが起こりまくりで、「嘘」だと決めつけるのには無理がある。

本作では心霊現象ではない視点からも検証して科学的な実証を試みるが、やはり非科学的な現象が起きていることに答えが辿り着く。

CGであるならば「ハリウッド作品」級に良く出来ている映像だと言うが、むしろCGやトリックであるとしたら「めちゃくちゃヘタクソ」としか思えない。

CGやトリックならば、もっと控えめにホンモノっぽく作り込むはずで、こんなに堂々と恥ずかし気もなく心霊現象を映像に残すことはない。

それ程までに「映っている!」のだ。

角由紀子さんはオカルト大好きでぶっ飛んでいて、平気で「こっくりさん」をやってしまう。

自身の身に起こるかもしれない危険よりも好奇心の方が勝ってしまうのだから、結構な人怖な存在だと思ったりもする。

しかし角由紀子さんは基本的にチャーミングで明るいので人怖にはなりえない。どんな現場も明るく浄化する作用があるのか、心霊スポットに行っても悲愴な空気に包まれることはない。

角由紀子さんの人柄が上手く本作に溶け込み、次々に起こる心霊現象をエンターテイメントとして観ることが出来る。

しかし目の前で起きているのは紛れもない心霊現象なのだから、恐怖におののき驚いてパニックになるのは当然。

三軒茶屋の某芸能プロダクションで繰り広げられる数々を本作で知り、本作しか観ていない人には信じ難い映像かもしれない。

YouTubeで公開されている幾つもの動画を観れば、より濃厚に本作を楽しめるのではないか。

是非とも三軒茶屋の某芸能事務所で実際に体験してみたい、と思ったところで「カット、カット」。

 

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